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公民学が連携して快適な街を目指す。柏の葉エリアの街づくり

 

柏市の北部の柏の葉エリアは、かつて米軍の柏通信所があった場所です。1979(昭和54)年にこの施設は返還され、跡地では土地区画整理事業により新しい街づくりが行われることになりました。2005(平成17)年につくばエクスプレスが開業すると、東京都心への交通アクセスの利便性が向上したことから住宅地としても人気が高まり、柏市の発展を牽引する街に成長していきます。

今回は公民学が連携した、柏の葉エリアの暮らしを紹介します。

様々な施設が集積する先進都市、柏の葉エリア

千葉県立柏の葉公園

柏の葉エリアの街づくりでは、高層マンションや戸建て住宅のほか、「千葉県立柏の葉公園」をはじめとした公園や「ららぽーと柏の葉」などのショッピング施設も整備されました。さらに「東京大学柏キャンパス」や「千葉大学柏の葉キャンパス」など教育・研究施設も進出しています。

柏の葉アーバンデザインセンター

柏の葉エリアではこうした先進的な研究を行う施設が存在するという環境を生かし、公民学が連携して理想的な街づくりを進めていることでも注目されています。その拠点となる施設が「柏の葉キャンパス」駅前に建つ「柏の葉アーバンデザインセンター」です。

公園横にある「東京大学柏キャンパス」

2006(平成18)年にオープンを迎えたこの施設は、行政や企業、大学がそれぞれ必要な場面で協力するための場所と仕組みづくりを目的に設立されました。オープニング式典には柏市市長や東京大学総長と千葉大学学長が参加したことからも、その期待の高さがうかがえます。

「ららぽーと柏の葉」北館の外観

市民が参加する街づくりへ

これからの街づくりには市民が参加することも重要視されています。そこで「柏の葉アーバンデザインセンター」では市民への情報提供を積極的に行うとともに、市民が参加できるワークショップ、イベントなども定期的に開催しています。

こうした活動の代表的なものが「UDCKまちづくりスクール」。講師には大学教授や専門家を招き、これからの街づくりの担い手を育成することを目的としています。2007(平成19)年から開始されたこのスクールでは、街づくりの入門からはじまり、防災や高齢化社会への対応、交通施策のあり方、地域価値の向上などさまざまなテーマで街づくりを学ぶことができます。

ららぽーと柏の葉

地域住民の交流の場も多数

未来の街を担う子ども向けのイベントも開催されています。そのひとつが「五感の活動」と名付けられたアートプロジェクトで、地域の店などで行う仕事体験や柏の葉オリジナルの体操「はっぱっぱ体操」など、幅広い内容が魅力です。

この施設は、市民主体で柏の葉エリアで暮らす人たちが交流する場としても機能しています。「柏の葉アーバンデザインセンター」のほか、「まちのクラブハウス」も会場に加えて開催されている「まちのクラブ活動」では、野菜作りやサッカーなど趣味のクラブや、夏祭り、ハロウィンといった季節のイベントも行われ、ここで知り合いになる人々も多いそうです。

住民と公民学が協力して街をつくる柏の葉エリア。その先進的な街づくりにより、今後、さらに快適な街へと進化していくことが期待されています。

※参考 柏の葉アーバンデザインセンターWebサイト https://www.udck.jp/

公民学が連携して快適な街を目指す。柏の葉エリアの街づくり
所在地:千葉県柏市 

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