使いやすいターミナルへ進化を遂げつつある三宮

兵庫県最大のショッピングタウンであり、交通の要衝としてにぎわう三宮ですが、鉄道の駅から街へのルートが複雑で、バス乗り場が分散しているなど使いづらい側面もありました。現在、これらの問題を解消し、さらに魅力ある街を目指して、大規模なプロジェクトが動き出しています。

三宮で「えき≈まち空間」整備構想が始動

えき≈まち空間 の将来イメージえき≈まち空間 の将来イメージ:神戸市-三宮周辺地区の『再整備基本構想』

神戸市の玄関口である三宮は多くの鉄道路線とバス路線が集まる交通の要衝としても機能していますが、駅の改札口からの乗り換え導線がわかりにくく、駅とショッピング施設が集まるエリアが道路によって分断されているという問題を抱えていました。神戸市ではこれらの問題を解決するため、三宮に集まる6つの駅とバス乗り場、周辺の街をつなぐ神戸の象徴となる新しい駅前空間「えき≈まち空間」構想を発表しました。

「えき≈まち空間」の整備では6つの駅が1つの大きな駅となるような空間、「えき」と「まち」が行き来しやすくより便利で回遊性を高める空間、美しき港町・神戸の玄関口にふさわしい象徴となる空間を目指します。

具体的には各駅の改札口からの乗り換え導線の改善、新たなバスターミナルの整備によるバスやタクシー乗り場の集約、フラワーロードと中央幹線の一部を歩行者と公共交通が優先となる「三宮クロススクエア」にすることなどが盛り込まれています。

「えき≈まち空間」の実現に向けて、行政と民間が一体的となって整備することを目指しており、すでにこの考え方に沿った計画が動き出しています。

西日本最大級の中・長距離バスターミナル整備構想も

 バスターミナルの整備イメージバスターミナルの整備イメージ:神戸市-三宮周辺地区の『再整備基本構想』

「えき≈まち空間」のメインとなる計画に新たな中・長距離バスターミナルの整備があります。三宮周辺では中・長距離バス乗り場が分散していること、バスと歩行者が交錯するなど安全性の懸念が指摘されていました。そこで、神戸市は「ミント神戸」1階の「三宮バスターミナル」と一体的に利用できる新たな中・長距離バスターミナルの整備構想を策定しました。

新しい中・長距離バスターミナルは、現在の「ダイエー神戸三宮店」や「三宮オーパ2」、「サンパル」、「神戸市中央区役所」などが建つエリアに整備されます。まず第1期として、東側の「サンパル」や「神戸市中央区役所」があるエリアを整備し、2020年頃に建物の解体を開始、2025年の完成を目指します。その後、2029年の完成を目標に「ダイエー神戸三宮店」や「三宮オーパ2」の部分で第2期の整備を行います。

最終的には2棟の超高層ビルが並ぶツインタワーとなり、低層階はバスターミナル、中層階はショッピング施設や公共施設、高層階はオフィスやホテルとして利用することを想定しています。

「神戸市役所」本庁舎2号館の建て替えも動き出す

神戸市役所

三宮周辺では「神戸市役所」の再整備も進行中です。「神戸市役所」の本庁舎2号館は昭和32年に完成し、すでに60年を経過しています。老朽化や耐震性の問題を抱えていることから神戸市では本庁舎2号館を建て替えることにしました。

新しい本庁舎2号館は現在の本庁舎1号館と同等の規模となり、本庁舎機能のほか、海側・山側の展望を活かせる施設、集客施設、文化芸術施設を併せ持つ複合ビルとする構想です。

本庁舎2号館の建て替えは2018(平成30)年度中に基本計画を策定し、2022年度から2025年度以降に整備計画の策定、整備工事の実施と進む予定になっています。

神戸市:本庁舎2号館再整備基本構想(案)

神戸市:三宮周辺地区の『再整備基本構想』

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