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下鴨の自然を満喫

 

京都府立植物園

京都府立植物園は、1924(大正13)年開園した、日本で初めての公立植物園。24ヘクタールという広い敷地に、およそ12,000種類・約12万本の植物が植えられています。植物は花壇や庭園、温室など、それぞれの生態に適した設備におさまり、四季折々に美しい姿を見せてくれます。

「京都府立植物園」
様々な種類の植物を愛でることができる「京都府立植物園」

『源氏物語』に登場する植物を集めたコーナーなどを気の向くままに眺めるのもよいですが、タイミングが合えば「土曜ミニミニガイド」「園長さんと季節を歩く」「名誉園長さんときまぐれ散歩」といったアクティビティーの利用もおすすめ。効率よく回れる上に、専門職直伝の知識も得ることができ、かなり得した気分になれます。

「北山」駅周辺で夕食

カフェの情報を聞いたとたん、お腹が空いていたことを思い出しました。このあたり・北山エリアは、京都市の中でもおしゃれで落ち着いた、大人向きのまち。シックなセレクトショップや、職人技のちまきで名を馳せる和菓子店など、ここならではの“お楽しみ”もたくさんあります。

数ある飲食店の中から今回選んだのは、「キャピタル東洋亭 本店」。1897(明治30)年オープン、一説では京都で最初の洋食店ともいわれる老舗です。

「キャピタル東洋亭本店」
名店として名高い「キャピタル東洋亭 本店」

「ふんわり卵のオムライス」や「ピザマルゲリータ」「100年カレー」など、店のスペシャリテはいくつもありますが、チョイスしたのは店に伝わるビーフシチューソースをたっぷりまとってホイル焼きにされた「東洋亭ハンバーグステーキ」(サラダ・パンorライス付き、1,155円)。完熟トマトがまるごと1個使われた、赤い宝石のような「トマトサラダ」(単品210円)。トマトの台座として使われているツナポテトサラダは、トマトの強い甘みとの相性がばっちり。ここに来たらどうしても味わわずにはいられない、魔法のような逸品です。
キャピタル東洋亭では、デザートもぜひ食べたいところ。今回選んだ「モンブラン」は、フランス産の栗のペーストで作られ、味わいも濃厚です。北山エリアのモンブランといえば、この店の隣に建つ「マールブランシュ」も有名。こちらは、おみやげに買って帰ることにしましょうか。

緑が多く、落ち着いた雰囲気の出町柳~北山は、何度訪れても楽しい散策の舞台です。足しげく訪れるようになると、先に述べた谷崎潤一郎のように「“訪れる”だけでなく、いっそのこと“住みたい”」と思うようになるのも無理からぬこと。京都屈指の高級住宅街であっても「なんとか物件を見つけたい」という人が多く、支持が衰えないことも「さもありなん」です。
高級住宅街でありながら物価が比較的リーズナブルであることも、このエリアの大きなポイントかもしれません。今回訪れた出町ふたばしかり、加茂みたらし茶屋しかり、キャピタル東洋亭しかり。凛とした雰囲気に良心的な価格のコンビネーションも、出町柳~北山の魅力なのでしょう。

川の流れの音と山の景観に包まれる自然環境のもと、京都市や大阪市の繁華街へもスムーズに出られる下鴨エリア。水と緑の中で毎日でも大きく深呼吸をしたくなるような、しっとりと落ち着いたまちでした。

※本文中のメニュー・価格等は取材時のものです。

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