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難波エリアの概要

 

歴史と芸能の町・難波

江戸時代から、難波は“芸能の町”として名を馳せていました。竹本義太夫が道頓堀に「竹本座」を開き、近松門左衛門の戯曲との融合によって「人形浄瑠璃」という一大芸能を確立し、「上方歌舞伎」も道頓堀周辺には大西・中・角・角丸・若太夫・竹田といった芝居小屋が軒を連ねていました。しかし「上方歌舞伎」は次第に衰退し、一時は京都の四条河原町にある「南座」のみとなってしまいましたが、近年は「上方歌舞伎」復興の気運が高まり、1997(平成9)年には「大阪松竹座」が落成。「関西歌舞伎」として着実に復活の兆しを見せています。

国立文楽劇場
難波では文楽を身近に楽しむことができる(写真は「国立文楽劇場」)

一方、「人形浄瑠璃」も明治以降は「文楽」として脈々と受け継がれ、現在は「世界無形文化遺産」に認定され、日本の代表的な文化遺産の一つとなっています。1984(昭和59)年には地下鉄・近鉄「日本橋」駅近くに「国立文楽劇場」もオープンし、今も身近に「文楽」を楽しむことができるのは人形浄瑠璃発祥の地である難波ならではの特権といえるでしょう。

なんばグランド花月「なんばグランド花月」には笑いを求めて連日多くの人が集まる

難波では庶民の身近なところで大衆芸能が栄えてきましたが、時代の変遷と共に「文楽」や「上方歌舞伎」は古典芸能として昇華され、庶民の“身近感”とは乖離した存在になっていきました。それに代わって、今の時代の身近な大衆芸能として台頭したのが、現在、吉本新喜劇に代表される“お笑い文化”です。いち早くメディアとしてのテレビに着目した吉本興業株式会社の戦後の躍進は周知の通り。各線「難波」駅近くには吉本興業が運営する演芸場「なんばグランド花月」があり、2017(平成29)年12月には大規模なリニューアル工事も完了。連日、吉本新喜劇をはじめ、漫才やコントなどの各種演芸が行われ、人気を博しています。難波はそういった新旧の芸能が並び立つ地でもあるのです。

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