東京都庭園美術館
「東京都庭園美術館」は、その自然教育園に隣接したアートミュージアムです。建物は、フランス帰りの朝香宮鳩彦王(昭和天皇の皇后・香淳皇后の叔父)の邸宅として1947(昭和22)年まで使われたもの。アール・デコ様式の館内は、現在も当時の洋館の様子をよく残しています。庭園美術館で取り上げるテーマは、通常の美術館とはひと味違った粋な企画も多数あります。
庭園美術館には、ルネ・ラリックのシャンデリアなど、館内装飾にも目を奪われるものがたくさんあり、至福の鑑賞時間を楽しむことができます。
プラチナ通り
白金台のシンボルといえば、「プラチナ通り」。エリアの名を全国的に知らしめた、おしゃれなストリートです。東京メトロ南北線と都営地下鉄三田線の通る「白金台」駅近くの白金台交差点から伸びる外苑西通りの白金6丁目交差点までを、“白金”の地名とかけて、こう呼ばれています。
聖心女子大学や東京大学医科学研究所附属病院などのある白金台は、もともと文教地区として有名。そこに惹かれて移り住んだ良き家庭の奥さまたちが利用するショップに格調高いものが多いことにも、大いに納得できます。
有名シェフがフライパンを振る一流レストランや、物語から抜け出たような外観のカフェなど、居並ぶ飲食店もさまざま。中にはメディアに一切登場しない、入り口もあえて複雑にしている、本物の“隠れ家レストラン”もあるという噂です。
飲食店以外にも、ジュエリーショップやインテリアショップ、アートギャラリーなど、感性がキラリと光る上質の店舗もたくさん。宝探し感覚で通りを歩き、自分の行きつけの店を見つけてみるのもプラチナ通りの散策の楽しみです。