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緑を感じながら下町情緒を楽しめる谷根千エリア

 

東京メトロ千代田線「千駄木」駅と「根津」駅、JR「日暮里」駅と「西日暮里」駅の周辺に広がる谷中・根津・千駄木はそれぞれの頭文字から谷根千と呼ばれ親しまれています。下町情緒が漂うこの一帯は散策スポットとしても人気で、今日も多くの人々がそぞろ歩きを楽しんでいます。

根津神社に観音寺、歴史を感じる寺院めぐり

根津神社

東京メトロ千代田線「根津」駅から北に向かうと左側に「根津神社」があります。ここは約1,900年前、日本武尊により創建されたと伝えられる古社で、創建当時は千駄木にあったそうです。その後、江戸時代になって、徳川綱吉が現在の場所に社殿を建てました。本殿や拝殿などは移転当時の建物が今も残っています。

根津神社

「根津神社」の名物が境内西側に広がる「つつじ苑」です。このつつじはもともと徳川綱吉の屋敷内に植えられたもので、現在も春になると約100種3,000本のつつじが訪れる人を楽しませます。

「根津神社」から東へ、谷中方面に向かうとやがて道の両側には寺が並ぶようになります。江戸時代、上野に「寛永寺」が造られたことをきっかけに、谷中周辺には多くの寺が建てられ、今のような寺町が形成されました。「観音寺」もそのひとつで、ここでは赤穂浪士の討ち入りの打ち合わせが行われたといわれています。「観音寺」の南側には見事な築地塀が残り、寺町らしい落ち着いた風情を楽しめます。

芸術家や文人の足取りをたどる

谷根千では文化の薫りも色濃く漂います。「観音寺」の南、寺町の一角にある「大名時計博物館」は陶芸家の上口愚朗が収集した江戸時代に造られた大名時計を展示する施設です。大名時計は世界的にも優れた技術で手作りされたもので、この博物館では内部の精巧な機構も見学できます。

朝倉彫塑館

谷根千は芸術家や文人にも愛された街です。彫刻家の朝倉文夫もそのひとりで、「観音寺」の北側にあった彼の旧居は現在「朝倉彫塑館」となり、大隈重信像など多くの作品が展示されています。

森鴎外記念館

森鴎外も谷根千を愛し、この街で暮らした文人です。団子坂沿いにあった彼の旧居跡には、森鴎外生誕150年の節目の年となる2012(平成24)年に、「森鴎外記念館」が新たにオープンしました。ここには森鴎外の自筆原稿をはじめ、生前に発行された図書や雑誌などが閲覧できる図書室があります。庭園を眺めながらお茶を楽しめるカフェもあり、休憩がてら森鴎外の世界を味わうのも満ち足りたひと時になるでしょう。

現代アートに触れることができるスポットも

SCAI THE BATHHOUSE 

谷根千周辺には現代アートを楽しめるスポットも増えました。「SCAI THE BATHHOUSE」は銭湯を改装した建物で、国内外の最先端のアートを紹介し話題になっています。ほかにも、築60年の木造アパートをリノベーションし、若手アーティストの個展などが開かれるギャラリーとリビングのようにくつろげるカフェが一体となった「HAGI CAFE」などアートに親しめる空間がたくさんあります。

この街には、気分や興味に応じて、無限の楽しみが広がっています。昔ながらの風情と、新しさを秘めたこの谷根千エリアの魅力は今後も高まっていくことでしょう。

(参考)
根津神社
朝倉彫塑館
文京区立森鴎外記念館
SCAI THE BATHHOUSE
HAGISO

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