新旧の歴史を併せ持つ阿倍野・天王寺エリア
「阿倍野・天王寺」は大阪の主要タウンのひとつ
いにしえの豪族にゆかりを持つ地名といわれ、豊かな暮らしを営むにふさわしい地であることが昔から約束されていたような「阿倍野・天王寺」エリア。全国でその名を知る人も多い、大阪の主要タウンのひとつです。
梅田周辺の“キタ”と難波周辺の“ミナミ”、この両巨頭に続く“大阪第3のまち”と認識されることもしばしば。昔ながらの落ち着いた雰囲気の中に新たな活気を併せ持つ、最近とみに注目のエリアです。
阿倍野・天王寺の地がゆったりとしたムードに包まれている理由は、寺社仏閣が点在していることが大きいでしょう。四天王寺に代表される古刹には1,000年をゆうに超える歴史を持つものもあり、悠久の歴史がまちの品格を形作ってきました。
その阿倍野・天王寺の歴史に、2011(平成23)年4月26日、新たな一ページが加わりました。1976(昭和51)年より進められていた「阿倍野再開発事業」の一環で、およそ250店が入ったショッピングモール「あべのキューズモール」のオープンです。キューズモールには“マルキュー”の愛称で知られるファッションビル「SHIBUYA109ABENO」をはじめ、関西初進出の店舗も多数。ここ近年の市内でヒートアップする“大阪商業ビル戦争”でも出色の勢いを見せています。
ショッピングモール「あべのキューズモール」
そして2013(平成25)年6月には、「近鉄百貨店 阿倍野店」の旧館跡地に「あべのハルカス」のタワー館が誕生しました。このビルは、なんと高さ約300mの設計。神奈川県横浜市みなとみらいの「横浜ランドマークタワー」(295.8m)をしのぐ、国内ナンバーワンの超高層ビルとなりました。
そして、2014(平成26)年3月には「あべのハルカス 近鉄本店」の全館がグランドオープン。阿倍野の発展は、まだまだ止まりません。