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阿倍野歴史スポットめぐり

 

聖天山公園

五芒星グッズを手に入れ、パワーを充電したところで「安倍晴明神社」を後にし「聖天山公園」へ。「聖天山」はれっきとした“山”ではありますが、何といっても標高14m。“小高い丘”といったほうがしっくり来るかもしれません。

この聖天山の頂には、“聖天さん”の名で親しまれている「正圓寺」の境内があります。寺だというのに入り口には鳥居があり、神仏混合の様式が目におもしろく映ります。

聖天さんのはじまりは現在より1,000年以上前の939(天慶2)年、光道和尚が現在の松虫交差点あたりに「般若山阿部寺」を開いたことによるとか。現在の地に移ったのは江戸期の元禄あたりとされています。ちなみに、移転以前の鎌倉末期・俗にいう「南北朝時代」には、随筆『徒然草』をしたためた吉田兼好(卜部兼好)が法師となってここで庵を結んでいたそうです。

聖天山公園
「正圓寺」の境内がある「聖天山公園」

あべとん

神仏の加護は得たけれど、お腹のほうはかなり減り気味。ということで、阿倍野のにぎやかな地下街、通称“あべちか”にある人気のお好み焼き店「あべとん」で食事をとることにしましょう。こぢんまりした店ですが、知名度はワイドなもの。ここの味を求め、各地より客が訪れています。

あべとん
お好み焼き店「あべとん」。人気メニューは「ネギ焼き」。

こちらの人気メニューは、大阪ではポピュラーな「ネギ焼き」。刻まれた青ネギがお好み焼きの中にどっさり入ったもので、シャキシャキの歯ざわりがたまらない逸品です。ネギ焼きにはマヨネーズに自家製ポン酢を合わせるのが、「あべとん」の流儀。丹波産のツクネイモが入った“ふっくら生地”を、さっぱりした味わいで楽しめます。

一心寺

お腹も膨らんだところで、続いては「一心寺」へ。向かう途中の「大阪市立美術館」と「一心寺」の間には「茶臼山」があり、ここの「堀越神社」もおすすめのパワースポットです。“一生に一度の願いを聞いてくれる神様”が祭られており、神妙な面持ちで大木に寄り添う人たちの姿には、直接の関係はなくとも胸を打たれるほどです。

さて、お目当ての「一心寺」へ到着。ここの別称は「骨仏の寺」。宗旨に関係なく参詣や納骨を受け入れる寺であることから、骨でつくった仏様があります。また、戦国武将の本多忠朝の墓があり、酒で失態を犯した彼が眠ることから「酒封じの神」としても知られています。

一心寺
「一心寺」。別称は「骨仏の寺」。

今回は、酒封じのための訪問ではなく、寺の裏にある小劇場「一心寺シアター倶楽」での観劇が目当て。「一心寺シアター倶楽」では芝居に浪曲、落語に舞踏と幅広い演目を扱っており、気軽に見られるリーズナブルな価格帯が特長です。当日券の取り扱いもあるので、思い立ったらすぐに鑑賞を楽しめます。

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