都内有数のショッピングタウンとして人気を集め、「表参道ヒルズ」をはじめ話題のショッピング施設やブランドショップが並ぶ表参道。ここでは今も新たなショッピング施設の誕生や文化・流行の発信拠点の整備が続いています。
「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」で文化・流行の発信拠点が誕生
「表参道」駅の北側、青山通りから1本西側の通り沿いには25棟586戸からなる「都営青山北町アパート」がありました。
「都営青山北町アパート」は1957(昭和32)年から1968(昭和43)年にかけて完成したもので老朽化が進んでいたほか、「表参道」駅至近という利便性の高い場所にありながら、土地の高度利用が行われていないという問題点もありました。
そこで「都営青山北町アパート」を高層の建物に建て替え、集約化するとともに、青山通り沿いと一体的に街づくりを行い、最先端の文化・流行の発信拠点を整備する「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」が行われることになりました。
「北青山三丁目地区 まちづくりプロジェクト民活事業」建物外観イメージ
出典:ニュースリリース
「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」の工事が開始
「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」は2016(平成28)年1月に事業実施方針が発表され、2017(平成29)年1月には事業予定者が決定しています。2018(平成30)3月から工事が始まり、工事の完了は2020年5月が予定されています。
「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」ではこの地はかつて大名屋敷があった高台にあることから、地形と水脈を生かした大規模な緑地が整備されることになっています。また、建物の低層部には保育園と児童施設が併設され、緑地に隣接した場所には児童遊園も整備される予定で、自然環境や子育て環境の充実にもつながりそうですね。
「北青山三丁目地区 まちづくりプロジェクト民活事業」計画地位置図
出典:ニュースリリース
北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト
ニュースリリース:「青山共創」―地域と共に創るー
「GEMS神宮前」ついにオープン
表参道は都内有数のショッピングタウンとしても知られています。その人気の源は続々と誕生する新たなショッピング施設でしょう。2018(平成30)年4月には「表参道」駅の西、明治通り沿いにまたひとつ新しいショッピング施設がオープンしました。その名は「GEMS神宮前」といい、『気軽で、美味しく、リーズナブルに、そしてカッコ良く、 フード&ファッションを体験できる「GOODY CULTURE FOOD&FASHION」』をコンセプトにしています。
「GEMS神宮前」外観パース
出典:ニュースリリース
地下1階地上10階の建物の1フロアに1店ずつ配置していることが特徴で、地下1階から2階には若者に人気のアパレルブランドが出店するほか、南インド料理を楽しめる5階の「エリックサウスマサラダイナー」、餃子など点心と国産クラフトビールを味わえる7階の「餃子少年 GYOZA BOY」など新業態の店も誕生しています。
常に進化を続ける表参道。その変化はとどまるところを知らず、さらに魅力が高まりそうです。
※この記事は、2018(平成30)年4月に執筆されたものです。
新たなショッピング施設の誕生や再開発でさらに魅力を増す表参道エリア
所在地:東京都港区