有名校が多数点在、人気の文教エリア「星が丘」

子どもを持つ親やこれから持とうとしている人たちには、新しい住まいとなる地の教育環境も気になるところですが、星が丘には“名門”と呼ばれる高校や大学が多く、市内でも指折りの文教エリアです。

名古屋は女性のための教育環境を早くから整備していた地域で、名古屋っ子ならだいたいの人が知っている、「SSK」なる造語があります。

これは、いわゆる“お嬢さま学校”の「椙山」（すぎやま）・「淑徳」（しゅくとく）・「金城」（きんじょう）の頭文字を略したもの。これらのうち、東区にある「金城学院」以外の2つの“S”、「椙山女学園」と「愛知淑徳学園」は、この星が丘エリアにあります。

「椙山女学園」は幼稚園から大学までが揃う、筋金入りの私立一貫校。「愛知淑徳学園」は中学校から大学を展開する私立学校で、1995（平成7）年に大学は男女共学となりました。もちろん、教育水準の高さは以前と変わりません。

星が丘には名門が多い（写真は「椙山女学園大学」）

こうした名門校があるエリアゆえか、星が丘の子どもたちには「小さいのに、立ち居振る舞いが板についている」という評判が。愛知県外から移り住む家庭には「子育てのしやすそうな街」という安心感を与えているようです。

公立の学校では、「星ヶ丘」駅から徒歩5分ほどのところにある「名古屋市立菊里高等学校」が有名。普通科と音楽科に分かれており、どちらも全国の名だたる学校へ進む生徒が大勢います。