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目白レトロ散歩コース案内 ~鬼子母神界隈でノスタルジー再発見~

 

千登世橋

「切手の博物館」から目白通りに出て、重厚感ある門の学習院大学脇を右手にしばらく歩くと、明治通りと立体交差になったところに「千登世橋」が架かっています。都内初の幹線道路同士の立体交差橋で、完成は1932(昭和7)年。今なお現役の交通の要衝は、土木的価値も高いことから「東京の著名橋」に指定されています。

案内板によると、「千登世橋」は“歴史的原型の保全”を行っている橋とのこと。下の画像にあるアールデコ調の親柱のように、時代を思わせるクラシカルなデザインがあちこちに見られます。

「千登世橋」から下を見下ろすと、いまや唯一の都電となった都電荒川線が路面をのんびり走る姿が。一方では緑に囲まれた明治通りも眺められ、都心部とは思えないどこかゆったりとした空気感を感じました。

千登世橋
千登世橋からの風景

キアズマ珈琲

「千登世橋」から先のエリアは、「鬼子母神堂」で知られる雑司ヶ谷エリア。東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅や都電荒川線「鬼子母神前」停留場が最寄りとなるエリアです。ケヤキ並木が清々しい「鬼子母神堂」へ続く参道のそばに、さっそく素敵なお店を見つけました。「キアズマ珈琲」という、レトロな香り漂うカフェです。

「キアズマ珈琲」
レトロな店構えの「キアズマ珈琲」

「キアズマ珈琲」が入っているのは“並木ハウス別館”という、古い建物。本館のほうには手塚治虫が住んでいたことがあり、『鉄腕アトム』や『リボンの騎士』を執筆した地として有名です。築80年を数えた並木ハウス別館は、2008(平成20)年にリニューアル。当時の佇まいはなるべく残したとのこと。

「キアズマ珈琲」は、自家焙煎のコーヒーが自慢のお店です。日だまりの温かさも心地よく、時が止まったかのような店内で香り高い一杯を楽しんだあと、「鬼子母神堂」への参詣へ向かうことにしましょう。

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