日本橋三越本店
さて、それでは再び、中央通りに戻ってみましょう。日本橋を渡れば、東京メトロ銀座線・半蔵門線の駅である「三越前」。「日本橋三越本店」は1673(延宝元)年に呉服店として創業し、今や押しも押されぬ大手百貨店へと成長しました。そんな「日本橋三越本店」と江戸桜通りを挟んで立つ風格ある「日本橋三井タワー」の1階には、1834(天保5)年創業の「千疋屋総本店 日本橋本店」があり、テラス席で会話を楽しむ人もたくさんいます。
日本橋 木屋
「日本橋三越本店」向かいに立つ、日本橋室町の新たなランドマーク「コレド室町1」の1階には、1792(寛政4)年創業の「木屋」と、1699(元禄12)年創業の鰹節店「にんべん 日本橋本店」が並んで入居しています。「木屋」は包丁を中心に釘などの刃物専門店なのですが、ギャラリーのような雰囲気で、その中には唐招提寺金堂や薬師寺西塔に使用されたという大きな釘も展示されていました。
にんべん 日本橋本店
また、「にんべん 日本橋本店」のイートイン・スペース「日本橋だし場(バー)」で販売されている「鰹節だし」は絶品。今回、訪れた際も長い列ができていました。ワンコインなのでお試しあれ。
海老屋美術店
海老屋美術店
「海老屋美術店」は京都から移転してきた骨董店。1673(延宝元)年京都で創業し、明治維新を機にこの地に根を下ろしたといいます。