「中野」駅周辺は、アイドルのコンサートが数多く開かれる「中野サンプラザ(2023年7月閉館)」やサブカルチャー関連のショップが集まる「中野ブロードウェイ」があり、独特の文化を持つ街として全国的に知られています。また、「中野」駅周辺では「アートフェスタ」、「リアニメーション」など中野ならではの文化に関連したイベントも数多く開催され、多くの人々が集まっています。
近年は、駅前を中心に大規模再開発が進んでおり、ますます魅力ある街へと進化することが期待されています。
「新宿」駅へ直通5分、「東京」駅へ直通19分という好立地
「中野」駅は交通アクセスの利便性も魅力の一つです。「中野」駅からはJR中央線の快速と各駅停車、東京メトロ東西線を利用可能。JR中央線快速なら「新宿」駅まで約5分、「東京」駅には約19分で移動できます。東京メトロ東西線は、東京メトロ副都心線以外の東京都内の地下鉄路線すべてと乗り換えできる便利な路線で、「大手町」駅や「日本橋」駅など都心部へのアクセスもスムーズです。
中野のショッピング事情、地域の生活を支えてきた商店街
「中野」駅周辺には暮らしに便利なショッピング施設も充実しています。「中野」駅北口には「ライフ 中野駅前店」、「ヨークフーズ with ザ・ガーデン自由が丘 中野店」といったスーパーマーケットが多数。日常の買い物で遠くまで出かける必要はありません。2011(平成23)年には「中野マルイ」がリニューアルオープンし、休日の買い物も気軽に楽しめるようになりました。
「中野」駅周辺には「中野サンモール商店街」に加え、「中野北口一番街商店会」や「中野北口三番街商店会」、「中野ふれあいロード商店会」、「中野南口駅前商店街」など南北あわせて約20の商店街が広がり、古くから地域の人々に愛されてきました。今も人情味あふれる接客が評判の老舗の店も多く、多くの買い物客でにぎわっています。
アカデミックな街へ
中野区では「中野」駅周辺を新たな街の活動拠点とするためのまちづくりに取り組んでいます。その一環として「中野」駅北口で2012(平成24)年3月には「警察大学校」跡地で進められてきた再開発「中野四季の都市」の街びらきを迎え、「中野」駅周辺の街の機能が多様化しています。
「中野四季の都市」には「キリンホールディングス」の本社が移転したほか、「早稲田大学 中野キャンパス」、「明治大学 中野キャンパス」、「帝京平成大学 中野キャンパス」など大学のキャンパス、2014(平成26)年4月には「早稲田大学中野国際コミュニティプラザ」も開設され、文教エリアという役割も持つようになりました。
大きく変化する中野の街
引き続き、「中野四季の都市」の南側に隣接する囲町地区でも再開発が計画されています。この再開発では、ショッピング施設やオフィス、住宅などで構成される再開発ビルのほか、公園・緑地や道路の整備が行われました。
「中野四季の都市」の再開発の完成や囲町周辺の再開発計画で「中野」駅の西側の重要性が高まってきたことから、「中野」駅の改良工事も進められています。すでにバスターミナルや中野通りをまたぐ歩道橋など第1期整備は完了しており、今後は第2期整備として、2026年頃の完成を目標に「中野」駅の駅舎を含む周辺の整備が行われます。
出典:中野区役所HP
さらに「中野」駅北口では、様々なイベントに使われ、中野のシンボルとして親しまれてきた「中野サンプラザ」が2023(令和5)年7月に閉館。再開発計画では、隣接する「中野区役所」や「中野税務署」、「NTT中野ビル」も含め合計4.85ヘクタールという用地を確保し、アリーナを備えた最大収容人数1万人という現在の「中野サンプラザ」よりも大規模な複合施設を整備することになっています。完成後は、「中野」駅周辺に新たなにぎわい拠点が誕生することになるでしょう。
再開発により「サブカルチャーの街」から進化する「中野」駅周辺
所在地:東京都中野区