「旅館西郊」で右に曲がると林のような一帯が見えてきますが、それが音楽評論家・大田黒元雄氏の屋敷跡を公園として開放している「大田黒公園」です。園内には池や日本庭園、茶室があって、鳥の声を聞きながら散策が楽しめるスポット。
大田黒氏の屋敷跡を整備した「大田黒公園」
日曜日は園内に残されている大田黒氏のアトリエを見学することもできます。室内には、ウィリー社製の蓄音機やマホガニー仕上げのスタインウェイのピアノが置かれていて、この部屋も「荻窪音楽祭」の日にはコンサートに利用されるそうです。
「大田黒公園」内にある記念館の様子
東京工芸大学 杉並アニメ-ションミュージアム
それでは、荻窪で文化の薫りを存分に体感したところで西荻窪に移動しましょう。もちろん電車で移動してもOKですが、健脚を自負される方には青梅街道を歩いて、桃井4丁目から西荻窪に入るのもオススメ。青梅街道沿いには「荻窪音楽祭」でも中心的な会場となる「杉並公会堂」や、荻窪のもうひとつの文化であるアニメの殿堂があります。
高度な音響技術を誇る「杉並公会堂」
「東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム」は入館料無料の施設。アニメの歴史や仕組みなどの展示やアフレコ体験など、アニメーションについて総合的に理解できる博物館です。
イベントや展示も盛りだくさんの「杉並アニメーションミュージアム」