ジャパンアニメーション発祥の地、独自の文化を有する街
大泉学園・石神井エリアは、練馬区も振興に力を注いでいるアニメ産業の中核となるエリアでもあります。1956(昭和31)年に設立された「東映動画」は現在の「東映アニメーション」の前身で、『白蛇伝』を皮切りに多くの作品を世に送り出してきました。さらに「石神井公園」駅にも近い富士見台は手塚治虫氏が「虫プロダクション」を設立した場所。以来、アニメーターや漫画家の住む街となっていったといいます。なかでも、永く大泉学園で暮らし、練馬区名誉区民でもあった松本零士氏の『銀河鉄道999』は、今や「大泉学園」駅のシンボルとなっています。

©Leiji Matsumoto
『銀河鉄道999』が描かれたフラッグには「アニメのまち 練馬区」の文字
毎年、大泉学園ではアニメの祭典「アニメプロジェクトin大泉」(旧「アニメーションフェスティバルin大泉」)が開催され、イベントの日は「東映アニメーション」や「T・ジョイSEIBU大泉」、「ゆめーてる商店街」を中心とした駅周辺の商店街、公立小学校を会場に街全体が盛り上がります。人気作品の上映会はもちろん、セル画彩色体験やアニメ工作教室、アニメコンテストなど、様々な催しが繰り広げられ、多くの人で賑わう街の一大イベントとなっています。

©松本零士・東映アニメーション
『銀河鉄道999』の車掌さんがお出迎え
都心へのスピーディなアクセスが魅力のエリア
『銀河鉄道999』の主要キャラクター車掌さんの等身大フィギュアが改札近くに立つ「大泉学園」駅と、練馬区二大祭りのひとつ「照姫まつり」の中心となる「石神井公園」駅。どちらも西武池袋線の駅として都内へのアクセスに便利です。西武池袋線は、西武有楽町線を経由して東京メトロ有楽町線や副都心線へ乗り入れているため、池袋だけでなく新宿や渋谷へのアクセスもスムーズ。そのうえ、「石神井公園」駅は、2012(平成24)年に上下線の高架化が完了し、始発駅となる列車が増加しました。

また、西武池袋線の「練馬」駅では都営地下鉄大江戸線にも乗り換えられるため、最先端の大型商業施設が集まる六本木や、多くの企業が集まる汐留にもスピーディにアクセスすることができます。

このように、交通網、商業施設や文化施設といった生活の利便性を享受しつつも、自然の豊かさや四季折々の風景を楽しめる街、それがこの大泉学園・石神井エリアです。