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湘南エリアの玄関口、映画の街として発展し、近年の再開発でさらなる進化を遂げた大船エリア

 

湘南エリアへのターミナルへ

大船駅

横浜市栄区と鎌倉市の境界にある「大船」駅は5路線が乗り入れる神奈川県有数のターミナルです。「大船」駅は1888(明治21)年開業という長い歴史を持っています。翌年には現在のJR横須賀線が開通し、湘南方面への玄関口ともなりました。

1970(昭和45)年には湘南モノレール江の島線が「西鎌倉」駅まで開通、1971(昭和46)年には「湘南江の島」駅まで全通し、湘南観光の中心地、江の島方面へのアクセスも向上しています。1973(昭和48)年には国鉄(現・JR)根岸線の乗り入れも始まり、「大船」駅はターミナルとしての地位を確立します。

映画の街としても発展

イトーヨーカドー 大船店

松竹の映画製作拠点となっていた「松竹蒲田撮影所」は周辺に工場が多く、映画撮影の支障になっていました。そこで、1936(昭和11)年に交通アクセスの利便性に恵まれながら、広大な敷地を確保できた大船エリアに「松竹大船撮影所」を開設し、現代映画の制作に使われるようになります。

しかし、映画撮影の縮小にともない「松竹大船撮影所」の一部は「松竹大船ショッピングセンター」となり、2000(平成12)年にはすべてが閉鎖されています。「松竹大船撮影所」で撮影された代表的な作品に『男はつらいよ』シリーズがあります。「松竹大船撮影所」の閉鎖は、渥美清の死去により『男はつらいよ』シリーズの制作ができなくなったことも一因になっています。かつての「松竹大船撮影所」の敷地では「松竹大船ショッピングセンター」が営業を続けているほか、残りは「鎌倉女子大学 大船キャンパス」として使われています。

再開発で利便性を増す

ターミナルとして拠点性を高めてきた「大船」駅では再開発などインフラ整備も行われてきました。1992(平成4)年には、鎌倉市側の「大船」駅東口で再開発ビルが完成し、ショッピング施設「大船ルミネウイング」がオープンしました。

グランシップ(GRAND SHIP)

「大船」駅の改札口は鎌倉市側の1か所でしたが、2006(平成18)年には北改札と笠間口が新設され、横浜市側からの駅の利用が便利になっています。その後、横浜市側でも地上21階建てと地上8階建ての2棟の再開発ビルと駅前広場を整備する再開発が始動し、2016(平成28)年に再開発ビルが着工。2021(令和3)年に完成を迎えました。

地上8階建ての再開発ビルにはスーパーマーケット「ライフ グランシップ大船駅前店」や家電量販店「ヤマダデンキ LABI大船」などが入るショッピング施設「GRAND SHIP(グランシップ)」がオープンし、買い物環境も向上しています。地上21階の再開発ビルはマンションとなっています。

湘南への玄関口として、利便性を高めてきた大船エリア。今後も暮らしやすい街として注目を集め続けるでしょう。

湘南エリアの玄関口、映画の街として発展し、近年の再開発でさらなる進化を遂げた大船エリア
所在地:神奈川県鎌倉市 

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