日本一長い商店街として有名な「天神橋筋商店街」は、大阪天満宮の参道に店が集まったのがはじまりとされる。
大阪天満宮からJR「天満」駅まで南北に続いている商店街の長さは約2.6kmもあるが、ユニークなアーケードや、600以上もあるというお店を見ながら歩いていたら、そんなに長いのかなと感じるほどで、訪れる人たちを飽きさせない。
各商店街は番地名に合わせて「○丁目」または「○番街」と呼ばれ、南端の1丁目から北端の7丁目まである。最も有名な場所は「天神橋筋六丁目商店街」で、この近辺は通称「天六」と呼ばれている。
ただし地元では、商店街全体を指して「十丁目(じっちょめ)」が通称となっている。ちょっとややこしいが、かつて「天神橋筋商店街」が “十丁目筋商店街” と呼ばれていた名残である。
この「十」という数は番地ではなく、大阪城を南北に走る通りから数えて10本目に当たることに由来している。
風格のある天六商店街のアーケードは1997(平成9)年にリニューアルしたもの。軒を連ねる商店は、お好み焼き屋、洋服屋、雑貨屋、菓子屋など、バリエーションの豊かさや下町風情を感じさせる。
天神橋筋商店街
所在地:大阪府大阪市北区天神橋
https://www.tenjinbashi.net/
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