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国立西洋美術館

 

Ⓒ 国立西洋美術館

フランス政府から寄贈返還された370点の松方コレクションを基礎に、1959(昭和34)年に設立された「国立西洋美術館」。現在では、絵画、彫刻、素描、版画、工芸など、6,000点を超える作品を所蔵しており、世末期から20世紀初頭にかけての西洋絵画と、ロダンを中心とするフランス近代彫刻を、本館、新館、前庭にて常設展示している。様々なテーマをもとに行われる企画展も人気だ。

松方コレクションを築いた松方幸次郎は、株式会社川崎造船所(現・川崎重工業株式会社)の初代社長。1916(大正5)年から約10年の間にたびたびヨーロッパを訪れては美術品を購入したといい、収集したコレクションは、絵画だけでもドラクロワ、ミレー、マネ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ゴッホといったフランス近代絵画、ヨース・ファン・クレーフェ、ルーベンスなどの中世画家に、ピカソ、レジェ、ミロなどの20世紀絵画と幅広い。特にモネの『睡蓮』は画家本人から直接購入したという。

毎月第2日曜日、国際博物館の日(5月18日)、文化の日(11月3日)は常設展の観覧料が無料になるため、気軽に文化に親しむことができる。

「近代建築の三大巨匠」として位置づけられるル・コルビュジエの基本設計をもとに建てられた建物は、2016(平成28)年7月17日に「世界文化遺産」に登録された。

国立西洋美術館
所在地:東京都台東区上野公園7-7 
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9:30~17:30(金・土曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始 ※臨時開館・休館あり。詳細はHPへ
https://www.nmwa.go.jp/

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