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谷根千界隈 ぶらり文学散歩

 

谷中銀座商店街

散策は、やがて「谷中銀座」に突入。昔ながらの下町を感じさせる商店街は、いつも人いきれによる活気に満ちています。大人気のメンチカツを売る精肉店に、粋な雰囲気の和装小物店、古き良き雰囲気の漂う飲食店。庶民的な店構えと気さくな応対は、商店街にあるすべての店舗のトレードマーク。多くの人に親しまれています。

谷中銀座
いつも活気に満ちている「谷中銀座商店街」

通りを我がもの顔で歩く、通称“谷中猫”たちにあいさつしながら歩いていけば、「夕やけだんだん」という名のレトロな石段に到着。昔は、ここから富士山がきれいに見えていたそうで、こんな眺めの良さも文豪たちに愛された一つなのでしょう。

谷中霊園

夕やけだんだんを上りきると、著名な政治家や歌舞伎役者、落語家たちが永久(とこしえ)の眠りにつく「谷中霊園」があります。近隣にゆかりのある著名人の墓もあり、近所にあるミュージアム「朝倉彫塑館」を邸宅としていた彫刻家の朝倉文夫などはその代表格でしょう。

谷中霊園
「谷中霊園」では著名人が永久の眠りにつく

文学でいえば、明治期に森鴎外や尾崎紅葉と並び称された小説家・幸田露伴が文壇での地位を確立した『五重塔』は、この霊園の中央園路にあった塔がモデル。霊園の裏手の一般住宅には「幸田露伴居住跡」があり、露伴との縁(えにし)を静かに示しています。

「日暮里」駅

谷中霊園の向こうには、JR「日暮里」駅の構内が見えます。駅の名のとおり、そろそろ日暮れどき。きりの良いところで、この散策も大団円とすることにしましょう。

ちなみに「日暮里」駅はJR山手線や京浜東北線、京成線の沿線駅ですが、2008(平成20)年からは「日暮里・舎人ライナー」の始発駅の役割も担い、ますます重要度の高い駅となっています。これほど日暮里がにぎわうとは、明治期・大正期の文豪たちも思っていなかったことでしょう。

「日暮里」駅
「日暮里」駅は「日暮・里舎人ライナー」の開通によりますます重要度の高い駅となっている

格調高い文学の香りも漂いつつ、下町の気取らなさも併せ持つ谷根千エリア。東京広しといえども、この2つが両立している街にはなかなかお目にかかれません。

そうなると、谷根千はとても希少なエリア。いつも身近にあると嬉しい、“住みたくなる街”なのは、いまも昔も変わらないのかもしれません。

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