交通網の充実と街の賑わいを今に伝える板橋エリア
活気あるエリア・板橋
板橋エリアは、板橋区の地名の由来になった旧中山道沿いにある「板橋」や、北部には元・加賀藩の下屋敷跡も残されているなど、区の歴史的シンボルが多数点在する町です。旧中山道は、江戸時代の五街道の一つであり、草津宿まで67の宿場町があり、その中でも板橋宿は日本橋から2里(約8km)の場所にある、江戸時代に整備された中山道の最初の宿場町であると共に、品川宿・千住宿・内藤新宿と並ぶ“江戸四宿”として宿泊施設だけではなく、歓楽街としての要素も兼ね備えていました。
地元のお祭りも賑やか
現在、「板橋宿」は本町エリアの「上宿」、「仲宿」、そして板橋三丁目周辺の「平尾宿」の総称であり、石神井川に架けられた「板橋」が、「上宿」と「仲宿」との境界線となっています。「板橋」からさらに3分ほど旧中山道を北へ進むと、江戸時代は男女の縁切りとして信仰され、近年は“悪縁を絶ち、善縁を結ぶ”ことで信仰されている「縁切榎」が伸びやかに旧中山道の歴史を見守っています。
板橋
この旧中山道は、現在も活気ある小売店が立ち並ぶ商店街が軒を連ね、「上宿」は「板橋本町商店街」に、そして「仲宿」は「仲宿商店街」として、買い物客で賑わっています。その背景には、商店街で開催する各種イベントや祭りなど、町全体を活気づけるための努力が成されているからに他なりません。