1944(昭和19)年に開園した「宝来公園」は、武蔵野の旧景を保存することを目的に、1925(大正14)年、田園調布会が街の一角を広場にしたのが前身。その後、1950(昭和25)年に都から区に管理が移され、 区内では最も古い公園として住民に愛されている。
斜面にある自然林をそのまま活かした約1.2ヘクタールの面積を有するこの公園には、約70種1,500本の樹木が生い茂り、春には紅白の梅や桜、初夏には新緑と藤、秋には椎の実、冬には椿と、季節ごとに木々の表情が楽しめて、景観を眺めるのに最適なベンチやあずまや(休憩所)も点在。
また、中の島がある大きな池は湧水を利用してできたもの。池のほとりには約300株のキショウブが群生し、春になると黄色い花を咲かせて公園に彩りを添えている。
ときにはカルガモや甲羅干しするカメの姿を目にしたり、ほかにも広場や噴水、滑り台やブランコといった遊具も備えられているので、子どもと一緒に軽食持参で訪れるのもおすすめだ。
宝来公園
所在地:東京都大田区田園調布3-31-1
https://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/p..
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