首都圏・名古屋・関西エリアの不動産・中古物件情報サイト「住まい1」
町田市には、古くからショッピングタウンとして親しまれてきた「町田」駅周辺と、近年の大規模ショッピング施設オープンでショッピングタウンに成長した「南町田」駅周辺の二つの拠点があります。「南町田」駅周辺ではショッピング施設のリニューアルに合わせて、公園とショッピング施設が融合した街がまもなく誕生。「町田」駅周辺でも街の魅力を高めるためのプロジェクトが動き始めました。
東京都の最南部に位置する町田は、かつて、幕末に横浜が開港し、関東地域の絹糸集積地であった八王子から横浜へ生糸が運ばれて盛んに輸出されていた頃の最短ルートである「絹乃道」として賑わった歴史を持ちます。以前から「二・六の市」と呼ばれる市が開かれていましたが、生糸の流通をきっかけにして諸物資の集散地に成長し、その繁栄が今の町田のにぎわいにつながっています。
町田市は、多摩地区の主要都市として栄えてきました。今でも、東京都だけでなく、神奈川県東部も含めた広い地域の中心都市としての機能を果たしています。この町田市は、古くは、群馬県や埼玉県東部で生産された生糸を横浜へと運ぶ「絹の道」の拠点としても発達してきました。また、町田市は、乾物を扱う商店が多いことでも知られ、町田駅近くの商店街では、何軒もの乾物屋が軒を連ねています。 今回は、商人の街とも呼ばれた町田の商業の歴史を訪ねる散策をしてみましょう。