世の中のブームは思わぬところから起こるものですが、ここ数年で継続中の“歴女”(れきじょ)ブームは、「歴史を愛する女性たちの急増」という、ポピュラーな趣味へとなりつつあるようです。
“歴女”たちが特に愛する時代の一つが、室町後期の「戦国時代」。たくさんの英傑たちが活躍した名古屋にも、多くのファンがやってきています。
中村公園駅
名古屋城に熱田神宮と、多くの歴史スポットがある名古屋ですが、名古屋駅からほど近い「中村区」は、特に歴史マニアに紹介したいエリア。交通や生活に便利な住宅地として高い人気を得ている地には、戦国武将の面影を残す歴史的スポットが多数あります。
特に「中村公園」周辺は、誰もがよく知る戦国武将にまつわる史跡も多数。歴史の面影を感じられる散策をたっぷり楽しめます。
散策の基点に便利なのは「中村公園」駅。名古屋市営地下鉄・東山線の沿線駅で、「名古屋」駅までの所要時間は、およそ7分。JR「名古屋」駅との接続も良好です。ほか、市内随一の繁華街・栄エリアのある「栄」駅までは約12分という好立地を誇っています。
「中村公園」駅には、名古屋市営バスの「中村公園バスターミナル」のほか、名鉄バスの「中村公園」バス停があり、道路の公共交通機関の拠点にもなっています。便利なエリアの近くにあり、交通網も発達している、まさに理想の住宅地といった地域です。
歴史的スポットであると同時に公共交通機関の拠点でもある「中村公園」駅
“歴女”ならずとも楽しめるスポット・中村公園を目指していると、道路の先にいきなり大きな赤い鳥居が。これぞ、名古屋の名所の一つの「中村の大鳥居」です。その高さ、約24m。与えるインパクトもかなりのもので、名古屋の地が持つ豪快さを示しているかのようです。
赤鳥居
この鳥居をくぐって北へ進むと、中村公園の入り口です。中村公園は、この地で生まれた豊臣秀吉公を祭る「豊國神社」を中心とした公園であり、この中村の大鳥居は豊國神社の参道入り口となっています。
大きさと色合いが印象的な「中村の大鳥居」
鳥居をくぐると、落ち着いた赤茶色の小さな鳥居がお出迎え。まずは豊國神社で秀吉公に挨拶がてらの参拝をすべきところですが、ひとまずは中村公園を一回りしてみることにしましょう。