大宮の「氷川神社」は、関東各地にある「氷川神社」の総本社、武蔵国の一宮として、昔からあつく信仰されてきました。「大宮」の地名は、「氷川神社」を「大いなる宮居」すなわち「大宮」と称えたことに由来するものでもあります。歴史ある神社界隈を、昔の人と同じように、参道を抜けて拝殿へお参りし、大いなる宮居を満喫してみることにします。
「大宮」駅東口
「氷川神社」の参道は、「大宮」駅と「さいたま新都心」駅の中間、「大宮」駅東口からだと、中山道をしばらく南へ行ったところにある、「一の鳥居」から始まりますが、少し距離があるので、今回は「一の鳥居」からではなく、「大宮」駅東口から中央通りを東へ向かって氷川参道と交わる地点へ向かいました。
近代的なビルが立ち並ぶ西口と比べると、やや昭和の香りを残したような東口のロータリーを抜けて、「大宮タカシマヤ」を右に見ながら進むと、埼玉県の木であるケヤキの生い茂った参道が見えてきます。
氷川神社二の鳥居
「さいたま市 大宮区役所」を過ぎ、しばらく行くと、氷川参道との交差点に出ます。ここから北側の氷川参道は、真ん中が歩道になっています。ケヤキの木々の中を、ひたすら直進。両脇の灯籠が参道の雰囲気を感じさせます。犬のお散歩をしている人とすれ違い、ベンチでくつろぐ人を横目に見ながら更に進むと、「二の鳥居」が現れます。
氷川だんご
氷川参道沿いにはうなぎ屋やだんご屋など、歴史を感じさせるお店もあります。少し休憩をしたくなったら、人気の茶店「氷川だんご屋」がおすすめです。緑の中にある茶店といった風情で、醤油味のだんごや酒饅頭などを、店頭で作って売り、店内の喫茶室でもいただけます。
店の脇にベンチがしつらえてあるので、買って外で食べることもできます。ご近所にお住まいと思しき方々が、おやつにいただくのでしょうか、親子連れで買いにいらしている姿も多く見かけました。