アニメ関連企業が多く、練馬区でも“アニメの中心地”となっている大泉学園・石神井エリア。豊かな自然環境の中、アニメに因んだスポットが街中に多数点在しています。公園散策や歴史散策、そしてグルメも楽しめるので、アニメファンでなくとも、一度は足を運んでみたいエリアです。今回は、西武池袋線「石神井公園」駅からスタート。大泉学園・石神井エリアの魅力をギュギュッと凝縮したコースをご紹介します。
「石神井公園」駅を出て商店街を歩く
石神井エリアといえばまず思い浮かぶのは、駅名にもなっている「石神井公園」です。「石神井公園」を舞台として書かれた漫画は多数あり、そのひとつである『ど根性ガエル』は「ど根性商品券」の愛称で練馬区内共通商品券のデザインに採用されました。また、「石神井公園」駅の南口に出ると、「パークロード石神井」という商店街が「大泉学園」駅方向に伸びていて、通りには『ど根性ガエル』の幟やポスターが各所に貼られているのが見受けられます。これで驚いてはいけません。練馬区全体がアニメ産業の後進に力を入れており、たとえば練馬区が発行する住民票の写しなど証明書の発行用紙は『銀河鉄道999』のキャラクターが入った改ざん防止用紙(透かし)に採用されたほど。筋金入りの“アニメの区”だと言えそうです。
※『ど根性ガエル』がデザインされた練馬区商品券は2019(令和元)年現在発行されていません。
※『銀河鉄道999』のキャラクターが入った証明書は2016(平成28)年7月末で終了しました。
「パークロード石神井」を西に進むと、左手にお風呂屋さんの煙突が見えてきます。こちらの銭湯は「豊宏湯」。そこで左折して池の方へと降りていくのですが、お風呂屋さんの裏に大量の薪が積んであるのが見え、昔懐かしい光景にほっと心が安らぎました。
昔ながらのお風呂屋さん「豊宏湯」
お風呂屋さんの横の坂を降りていくと、「石神井池」にぶつかります。「石神井池」では、人工池でボート遊びなどが楽しめます。