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目白レトロ散歩コース案内 ~鬼子母神界隈でノスタルジー再発見~

 

鬼子母神堂

「鬼子母神堂」雑司ヶ谷のシンボル「鬼子母神堂」

雑司ヶ谷エリアのシンボルともいえる「鬼子母神堂」。810(大同5・弘仁元)年に建てられた古刹・法明寺の飛び地に建つお堂です。祀っている鬼子母神は、七福神の一員として知られる毘沙門天の部下であった武将・般闍迦の妻です。訶梨帝母と呼ばれた鬼子母神は、500人とも1,000人ともいわれる子どもの母でもありましたが、残虐な性質で、他人の子どもを取って食べてしまう悪行を重ねていたといいます。

それを見かねたお釈迦様が改心を願って彼女の末の子を隠すと、帝母は嘆き悲しんだ末に自分の過ちを悟り、以後は釈迦に帰依して、子どもと安産の神となったそうです。この寺で祀る鬼子母神は、幼児を抱いた菩薩の出で立ちをしています。“鬼の角(つの)が取れた”ということで、鬼子母神の「鬼」の字には上の“払い”の部分がありません。

「鬼子母神堂」で定期的に開催されている「手創り市」「鬼」の字には上の“払い”部分が取られている

また、こちらの「鬼子母神堂」は、近くの「大鳥神社」と合わせて毎月行われるイベント「手創り市」の会場にもなっています(雨天時は中止)。ハンドメイドの出展品がズラリと並ぶという「手創り市」。開催されていたら、ぜひ立ち寄ってみたいものです。

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