江戸の伝統が今も息づき、史跡や老舗店が数多く残されている両国エリアは歴史散策に最適。さらに「東京スカイツリー(R)」の登場で、これまで訪れたことがある史跡でも新たな景観を楽しむことができます。そんな両国エリアの“今”を巡ってみませんか?
両国公園
JR総武線「両国」駅に降り立つと、駅の北側には「両国国技館・相撲博物館」「江戸東京博物館」の堂々たる建物が並んでいますが、まずはその反対側の駅南側を訪ねます。「両国」駅東口を出ると「横綱横町」という、いかにも“相撲の街”らしい通りがあります。「横綱横町」と京葉道路がぶつかる場所には「芥川龍之介生育の地」の説明板があります。
そこから京葉道路を渡ってさらに東に進むと「両国小学校」の敷地には芥川龍之介の文学碑が建てられ『杜子春(とししゅん)』の一説が刻まれています。
そして「両国小学校」の次のブロックが「両国公園」。その一角に幕末と維新にかけて活躍した勝海舟の“生誕の地”の碑があり、墨田区には数多くの勝海舟ゆかりの地が点在しています。ここはそのスタート地点といえるでしょう。